ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

ゴムタイヤの変な教訓,UWB

谷川昌幸(C)

昨日,UWBを誉めたが,21日付記事をみると,支離滅裂。

ゴムタイヤ政治の教訓について――
A colleague this afternoon asked, “What does this protest symbolizes?” I answered: “Anyone trying to save the monarchy in future will face the same kind of wrath and that force will be demolished by the people.”

また,マハト蔵相について――
It [state exchequer] belongs to Nepali people and if people decide not to hike price, he [Mahat] should obey that and reduce the tax on fuel import.

それは違うだろう。19日付記事は,そんなことは書いてなかったはずだ。記事の趣旨を私なりに言い換えるなら,元首がギャネンドラ,コイララ,プラチャンダのいずれであろうと,原油高にかわりはなく,したがって問題は放置できないということ。また,選択肢も示さず,人民の意思を問うことは出来ないということ。19日記事は,これをいいたかったはずだ。

それなのに,この記事はいったいなんだ。共和制,石油価格据え置き――どちらも,それ自体は立派な選択肢である。問題は,ゴムタイヤ=人民の意思とする,その短絡思考にある。19日付UWBはそこを鋭く突いたはずだ。それなのに・・・・

まさかゴーストライターではないんでしょうね。もしかりにそうだとしたら,ちゃんと監督していないと,信用を失いますよ。

*Dinesh Wagle, "Fuel Price Protest Lesson: Monarchy in Nepal Should Be Abolished," UWB, Aug.21.

Written by Tanigawa

2006/08/22 @ 15:36

カテゴリー: 民主主義

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