ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

暫定憲法案発表

谷川昌幸(C)

暫定憲法起草委員会(ICDC)LP.アリヤル委員長が,8月25日,暫定憲法案を,和平交渉の政府側代表KP.シタウラ内相とマオイスト側代表KB.マハラ氏に引き渡した。

暫定にもかかわらず,172か条に及ぶ長大な憲法案。さずが法=dharma=ブラーマンの国だ。

単なる作文か,多少とも実効性を期待しているのか? 憲法制定権力は「人民」とやらにあるらしいので,またまた,ゴムタイヤに火をつけ,立ち上る煙で占うことになりそうだ。

90年憲法ですら守れなかったのに,どうして最高度の政治的成熟を要する民主的憲法の運用ができるのか? 明治憲法,日本国憲法の長い成文憲法の歴史を持ちながら,9条(戦争放棄)も20条(政教分離)も守れない日本国の1市民としては,民主主義の実践(praxis)慣習なしでも立派な憲法規定を守る秘訣をぜひ教えて欲しいものだ。

暫定憲法案全文

Written by Tanigawa

2006/08/26 @ 15:26

カテゴリー: 憲法

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