ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

学生紛争と留学宣伝

谷川昌幸(C)
ネパールの学生組合(組織)は,各政党の別働隊であり,しょっちゅう衝突している。その名所の一つが,パドマカンヤ女子大学前。この付近には法学部や言語学部など多くのキャンパスがあり,市街戦の名所となっている。投石など危険なので市街戦中は近づくべきではないが,戦闘終了後に行けば,武器として使用されたレンガ,石,タイヤの燃え残りなどが散乱し,平和ボケ日本人には十分市街戦の恐怖を感じさせてくれる。
 
この市街戦の名所は,また海外留学宣伝の名所でもある。見よ,この巨大宣伝を! このような海外留学(脱国・棄国)の売国的宣伝に埋もれ,それらを破壊するでもなく,特権的政党幹部に操られ,投石市街戦を繰り返す学生たちの矮小さ。彼らが本当に愛国ナショナリストなら,同胞を的にする前に,これらの教育搾取宣伝看板をこそ投石の標的にすべきではないか?
 
市街戦後のPK正門前。警察車両と女性警官(右,後ろ姿)。右上には巨大な海外留学宣伝看板(豪,ニュージーランド,米,英)
 
上記看板の向かい側。留学宣伝看板の氾濫。

Written by Tanigawa

2009/03/23 @ 19:27

カテゴリー: 教育