ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

ヒンドゥー教からの改宗:インド

谷川昌幸(C)
今日の朝日新聞記事「さらばヒンドゥー教・インド最下層で相次ぐ改宗」は,ネパールにとっても示唆的だ。筆者は武石英史郎記者。
 
記事によると,インドでは,下層カーストの仏教やキリスト教への改宗が増えている。
 
仏教への集団改宗を指導しているのは,佐々井秀嶺師。師自身が立ち会った改宗者がすでに300~400万人,全国だと1億人以上だという。途方もない数字だが,ネパールにおける仏教興隆の勢いをみても,十分考えられることだ。
 
キリスト教はまだ表に出にくく,かなり多くが「隠れキリシタン」となっているらしい。VHPによると,6千万人以上らしい。これもたいへんな数字だ。
 
では,この流れにどう対処するか? RSS(民族奉仕団)やVHP(世界ヒンドゥー協会)が反撃に出てコミュナル紛争が激化するおそれがある。ネパールにとっても,他人事ではない。難しい問題だ。

Written by Tanigawa

2009/10/16 @ 19:52

カテゴリー: 宗教