ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

気になる映画「仏陀再誕」

谷川昌幸(C)
巷ではいま映画「仏陀再誕」が話題になり,多くの人が観に行っているらしい。私はまだ観ていない。これが映画の公式HP――
 
 
 鬱々状態だと,このキャッチコピーはこたえる。お釈迦様にすがりつき救いを求めたくなる。
 
右下には, 「映画の収益の一部は,ネパール大使館の協力のもと,釈尊生誕の国,ネパールの子どもたちの教育支援に役立てられます」と表示されている。
 
左下には,「東映株式会社」「映画『仏陀再誕』ネパール教育支援プロジェクト」と表示される。
 
ここをクリックすると,プロジェクトHPに移り,この画面となる――
 
 
ここのブログには,プロジェクト・メンバーがヨンザン・タマン駐日大使と会見し,次のメッセージをいただいたことが紹介されている――
 
「~ネパール大使メッセージ~ 物質的な面のみならず、思想の面、考え方の面でも、もっと我が国を支援していただけることを希望しています。そして、人々を変えて行っていただきたいと思います。これはみなさんの使命でもありますし、我が国にとってとても役立つことなのです。」
 
そして,支援予定の学校の生徒や校長先生,村の人々の写真が紹介とともに掲載されている。プロジェクトのスローガンは――
 
「 映画『仏陀再誕』で,ネパールの子どもたちに学校を!」
 
である。
 
これまで繰り返し述べてきたように,いまネパールは,仏教を前面に押し出し,国家再建を進めている。政治家も知識人も,こぞって仏教の平和主義や平等主義を礼賛している。
 
この映画「仏陀再誕」は,ネパールにおけるこの仏教再興の機運を見事に捉えた誠に素晴らしい企画である。とくにそれが「貧しい子どもたち」(プロジェクトHPより)のための教育支援を目的として高らかに掲げていることは,絶賛に値する。日本国民,こぞって鑑賞すべきだろう。

Written by Tanigawa

2009/10/25 @ 00:27

カテゴリー: 文化