ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

チェットリの抗議集会

谷川昌幸(C)
「チェットリ協会」が,カースト/民族による州区画に反対し,カトマンズで抗議のデモ集会を行った。この反対に反対するカースト/民族代弁者のプロ独政党マオイストが,そこに介入し,ゴルカなどで激しく衝突した。
 
たしかにチェットリやバフンからすると,いまのカースト/民族運動は,少々変だ。先の制憲議会選挙では,マデシ,ダリット,被抑圧民族,先住民族には比例割当があったが,バフンやチェットリは分類表に名称さえ載せてもらえなかった。長年の「封建的」支配への仕返しだとしても,少々変だ。
 
次は「バフン協会」(?)が,聖句を唱えながらバンダを始めるのではないか。普遍カーストが特殊カースト/民族の権利を主張するのは自己矛盾だが,お尻に火がつき始めたいま,そんなことも言ってはいられまい。

Written by Tanigawa

2010/02/11 @ 19:36

カテゴリー: 民族