ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

ガンジーの偉大さと池田大作氏の名声

谷川昌幸(C)
ガンジーの偉大さは万人が認めるところであり、いまさら付け加えることは何一つないが、それでも何かを言わざるを得ないと思わせるのが、偉人の偉人たるゆえんである。
 
デリー市内には、ガンジー関係の記念館や公園がいくつもある。記念館は写真と文章による生涯の説明が主だ。特に工夫されているわけではないが、ガンジーその人の魅力にひかれ、いつまでも見入ってしまった。
 
胸像や「塩の行進」像もいくつもある。ふつう偉人像は、どことなく厭味なものだが、ガンジー像にはそのようなところはまるでない。厳しさを秘めた無限の優しさが、見る人を包み込む。 日陰から野外のガンジー像を見ていると、地方からの農民とおぼしき人々が、次々と、サンダルや靴を脱ぎ、焼けつく石畳の通路をガンジー像のところまで歩み、こうべを垂れ、敬意を表していた。自然にそうしたくなる気持ちは、外国人の私にもよくわかる。
 
ちょっと見ただけでも、インドの広大さ、巨大さ、複雑さは、とてつもないものだ。ガンジーなくして、このインドを、このような形で独立に導くことはできなかったであろう。(インド・パキスタンの分離独立は阻止できなかったが。)
 
もうひとつ、ある意味で「感心した」のは、池田大作氏の平和主義者としての名声。ガンジー博物館の図書コーナーで資料を物色していると、学芸員とおぼしき紳士が話しかけてきた。「素晴らしい本がありますよ。池田大作氏の文章も入っていて、よく売れています」といって、一冊の本を薦めてくれた。
 
「平和主義者」池田大作氏の名は、ネパール知識人の間では広く知られている。ネパールだけかと思っていたら、インドでも日本を代表する平和思想家・平和主義者は池田大作氏なのだ。これには驚いた。
 
 ガンジーの写真と説明文
 
 巨大ガンジー像の前で学ぶ大学生と教師
 敵をも愛したもう一人の人

Written by Tanigawa

2010/03/19 @ 01:19

カテゴリー: 平和

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