ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

大統領の統治へ?

谷川昌幸(C)
5月27日,マオイストとネパール首相がそれぞれの立場の堅持を宣言した。マオイストがネパール首相の辞任と諸党合意政府の回復を制憲議会延長の前提条件にしたのに対し,ネパール首相はそれを拒否,マオイストこそ統合されるべき戦闘員の数を明確化せよと要求した。密約がまだ生きておれば明日一転して延長決定となるかもしれないが,今日の流れからすると,その目はほぼ無くなったようだ。
 
もし28日で制憲議会=立法議会が消滅してしまえば,先に述べたように,残るのは大統領(と最高裁)だから,自ずと大統領統治,大統領の委任独裁とならざるを得ない。大統領の直接統治か暫定首相を指名するか,そのいずれであっても,暫定憲法に従いきちんとやれば,問題はない。うまくやれるかどうか,注視していたい。
 

Written by Tanigawa

2010/05/27 @ 23:48

カテゴリー: 憲法

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。