ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

電力浪費TIA

谷川昌幸(C)
天井を照らすのは、一般に、植民地コンプレックスの裏返しらしい。バンコク・スワナブーム空港の倒錯照明については以前批判した(下記参照)。
 
ところが、昨夜、ドラゴン航空で深夜トリブバン空港に降り立ったら、何とこの空港ビルの正面(出入口、車乗降場)が間接照明になっている。感動のあまり、ズッコケそうになった。
 
ネパールは、電力不足が恒常化し、乾季には18時間停電の有様。それなのに、大電力消費の照明器具をたくさん並べ、こうこうと天井を照らしている。足元は暗い。何たる倒錯か? われらには、庶民に配る電力はなくても、天井や空を照らす電力はふんだんにあるぞ、どうだ参ったか!
 
おかげで、空港から出てくる客の顔が、出迎えの人々からはよくわからない。いったいこんな不経済、不合理で反時代的な「時代遅れ」の照明方法を途上国で指導しているのは、誰なのだろう? 摩訶不思議だ。
  
天井を照らす照明。トリブバン空港正面。8月21日午後11時ころ
 
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Written by Tanigawa

2010/08/22 @ 17:38

カテゴリー: 文化

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