ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

また憲法改正

マオイスト,コングレス,統一共産党の三大政党は,憲法を改正し,暫定内閣でも正式予算を組むことができるようにすることに合意した。このお手盛り改憲により,予算案は11月19,20日には提出できるそうだ。

しかし,予算といえば,国家統治の根本。それを三党の都合で簡単に変えてしまう。これは立憲主義でも法治主義でもない。これでは,いくら立派な憲法があっても,屁の突っ張りにもならない。

予算が通れば,MK・ネパール首相は当分政権を維持できるだろうし,議員諸氏やカントンメントの人民解放軍諸氏の生活も安泰だ。めでたい。

■11月16日談合参加の三党幹部
 プラチャンダ(マオイスト議長)
 バブラム・バタライ(マオイスト副議長,前財務大臣)
 JN・カナル(UML議長)
 BM・アディカリ(UML)
 ラムチャンドラ・ポウデル(NC議員会長)
 S・マハト(NC)
 ネムワン(制憲議会=立法議会議長)

■ネパール暫定憲法2007
第96条A(1) [予算案が提出できないときは]財務大臣は現行年度支出の1/3以内の額を次年度に支出するための法案を立法議会に提出することができる。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2010/11/16 @ 23:02

カテゴリー: 憲法, 政党

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