ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

制憲議会延長案提出

制憲議会の任期を1年延長するための法案が,5月12日,議会に提出された。暫定憲法第64条を改正し,2008年5月28日から4年間の任期とする。

憲法改正には,議員現員数の2/3,つまり396人の賛成が必要だ。これは,かなりハードルが高いが,何回か指摘したように,(1)巨大制憲議会そのものが既得権となっている,(2)第1党のマオイストは議席減の可能性の高い解散再選挙を望んではいない,といった理由で,議会延長案はおそらく可決されるだろう。

しかし,2/3多数決が高いハードルであることは確かだ。与党が割れるかもしれない。UMLとマオイスト,あるいはUML内,マオイスト内それぞれいたるところに分裂の火種を抱えている。分裂すれば,制憲議会延長は出来ない。

もし制憲議会延長に失敗すれば,ネパール政治は再び大混乱に陥るであろう。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/05/15 @ 20:59

カテゴリー: 議会, 憲法

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