ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

ネパール政党政治に学ぶ

日本はこれまで,上から目線で,「ネパール民主化支援」などと偉そうなことを言ってきたが,これはたいへんな思い違いであったかもしれない。

この写真は,The Himalayan(2011.8.27)のトップページ。菅首相が惨めな弱々しい姿で頭を下げている。その横には,ネパール諸政党の堂々たる首相選挙記事が出ている。まるで,菅首相がネパール政党政治に頭を下げているようだ。

ネパール政治に問題が多々あることは,もちろん,いうまでもない。しかし,ネパールの政治家や政党は,厳しい権力闘争から多くのことを学び,いまや矮小化した日本政党政治を追い越そうとする勢いだ。首相選も,うまくすると,明日の投票で決着がつくであろう。

キャスティングボートを握るのは,UMLとマデシ連合。日本時間27日5時の段階では,マオイストのバブラム・バタライ副議長が優勢だ。どんでん返しがない限り,バタライ首相誕生となる。日本の首相選挙より,すっきりしている。

と,これだけ褒めたのだから,バタライ副議長,あるいはポウデル議員会長が投票で首相に選出されたら,それこそ敗れた側は「健全野党」となって,某国の介入など拒否し,ネパール人民のため,平和再建に邁進していただきたい。

そうなれば,「民主主義学習ツアー」を組織し,ネパールに民主主義の実際を学びに行きたいと思っている。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/08/27 @ 17:34

カテゴリー: 選挙, 政党, 政治

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