ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

PLA給与引き上げ,お手盛りダサイン祝儀

バブラム首相は10月2日,宿営地(cantonment)収容のネパール共産党毛沢東派「人民解放軍(PLA)」兵士19575人の月給を1500ルピー引き上げ,最低6500ルピーとすることを決定,7月15日にさかのぼり実施する。(バブラム博士は蔵相の時,PLA月給を2000ルピー引き上げた輝かしい実績を持つ。)

さすが,世俗主義の人民の党だ。おめでたいヒンドゥー教ダサイン大祭日を祝い,またうるさいメディアのダサイン休業の合間に,無為徒食の宿営所収容兵士に大金を大判振る舞いする。そのかなりの部分は,バブラム首相のマオイスト党に環流するという。
  ▼人民解放軍の勇姿 http://www.youtube.com/watch?v=qyxsaNuuYgY

本来なら教育,保健,開発などに向けられるべき人民の国費が,人民解放軍を迂回して,人民の党マオイストに流れ込む。おかげで,マオイストはいまや南アジア一のお金持ち政党と,天敵カマル・タパRPP議長から賞賛されるまでに高度経済成長を遂げた。

すべて,ありがたいヒンドゥーの神々のおかげである。神々に感謝し,お布施は人民解放軍へ!

* Rising Nepal, Oct.2; Nepali Tiomes, Oct.2; Telegraph, Oct5.

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/10/06 @ 10:09