ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

マオイスト議員の土地,再没収

バラ郡で,マオイストのバイダ派が,マオイスト(系)議員の土地22ビガーを再没収した。(土地所有権は複雑で,各紙説明が異なる。以下は,主にekantipur, Dec3による。)

再没収された土地の地主は,パドマ・ジョティ氏。ジョティ・グループ会長で,商工会議所元会頭。全く存じ上げないが,きっと大金持ちで大地主なのだろう。

そのジョティ氏を,マオイストが内閣指名26名のうちの1人(カトマンズ地区)として議員に指名した。したがって,ジョティ氏は,大資本家,大地主ながら,れっきとしたマオイスト議員なのである。

マオイストは,このジョティ家のバラ郡の土地を10年前に没収,土地なし農民に分配し,砂糖キビなどを栽培させてきた。ところが,「7項目合意」によりこの土地が地主のジョティ氏に返却されたので,ジョティ氏はそれを「ハマ鉄鋼」に売却することにした。

バイダ派は,この返却土地の売却に猛反発,再没収し,土地に党旗をたてたということらしい。(この経緯も各紙で説明が異なるが,主としてekantipuruによる。)

マオイストが,マオイスト議員の土地を再没収する。ややこしい話しだが,主流派が体制内化していけば,それだけ旧体制派とも接近し,内ゲバが激化する。さて,どうなるであろうか? 

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/12/04 @ 18:45

カテゴリー: マオイスト, 社会, 経済

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