ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

カンチプールvs朝日デジタル

カンチプールHPへのアクセスが一時困難になっていたが,どうやらグレードアップをやっていたらしい。今日みると,上部一等地にANAなど,日本一流企業の広告が出るようになっている。日本人読者が増えたのだろう。

いまやネットはグローバル競争。国境なんか,とっくの昔になくなっている。わが日本国も,愛国教育を掲げる文科省ですら,小学校英語などによる言語カースト制導入をもくろんでおり,早晩英語帝国主義の軍門に降るであろう。

そうなれば日本国民は,もはや日本の高価な新聞など読まなくてもよい。すでに大学生の大部分が,新聞など購読してはいない。しかも,自由競争で熾烈な生存競争にさらされている外国メディアの方が断然面白いのだ。

このグローバル・メディア競争は,ネパールにとって絶好のチャンスである。地理的ハンディは全くない。面白ければ,世界中から読者が集まり,そしてANAなど,一流企業も広告を出す。

そこで不可解なのが,日本国の代表的新聞,朝日。デジタル版3800円/月,宅配+デジタル版4925円/月。こんな高い購読料を払って,朝日を読む日本人が何人いるであろうか?

文科省英語植民地化政策のおかげで英語人口急増は間違いなく,そうなれば,金を払ってまでデジタル朝日を読む人はいなくなる。読者が少なければ,当然,広告も集まらない。

天下の大朝日は,ヒマラヤの小国のメディアなど全く視野にないだろうが,日本企業が日本メディアに広告を出す必然性はなくなりつつある。すでにANA,マイナビなど,一流企業がネパールに広告を出し始めた。カンチプールHPは新時代の開幕を告げることになるかもしれない。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/12/21 @ 11:20