ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

キリスト教バディ学校設立

オーストラリアのChristian Community Ministry(CCM)が,カトマンズにバディ児童のための「キリスト教コミュニティ学校」を設立した。

バディは,ダリットの中でも最も差別されている人々であり,生計のため売春を強いられてきた。現在,4~7万人とされている。これは最悪の人権侵害だが,救済は一向に進まず,2007年には全裸デモさえ予告されたものの,実行には至らなかった。
  ■売春カーストと性産業セックスワーカー

このダリット救済のため,CCMがEducate Nepalを通して設立したのが,「キリスト教コミュニティ学校」。幼稚園から5年生まで,400人の収容能力がある。すでに16郡から180人のバディ児童が入学し,宿舎で生活している。CCMは,このタイプのキリスト教学校を全75郡に設立する計画だという。

バディ児童,特に女児の救済は最優先課題だ。なぜマオイスト政府はやらないのか? なぜ金満仏教会はやらないのか? なぜ本家ヒンドゥー教会は率先してやらないのか?

キリスト教会にも思惑はあるだろうが,そんなことは,教会外のどの勢力にも言う資格はない。正視しえない大罪を見て見ぬふりをしているからだ。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2012/01/26 @ 19:28

カテゴリー: 社会, 宗教, 人権

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