ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

朝日の反エコ面妖紙面

朝日新聞のGlobeについては何回か批判したが,3月4日付は以前にも増してヒドイ。

空きスペースだらけの資源浪費,読解難渋,美的センス皆無,文字転倒の倒錯・・・・。いったい誰が,誰を対象に,こんな紙面をつくっているのだろう? 西洋はもちろん,ネパールにだって,こんな読みにくい,反エコ新聞はない。

そして,奇妙なことに,別刷りだけでなく,朝日新聞本紙も,この反エコ横組みを採用し始めた。縦組みと横組みの混載。頭がクラクラする。

もちろん,一部を横組みにしてアクセントをつけることはこれまでにもあったし,日本語の自在さを生かした工夫はあってもよい。しかし,読みやすさ,デザインを無視し,紙面の1/3~1/2を横組みにしてしまうのは,トンデモ企画以外の何ものでもない。

新聞・雑誌や書籍の縦組みは,日本文化と深く結びついている。朝日新聞には,社会の公器として,日本文化を尊重し正しく伝える使命があるはずだ。

もちろん,横組みそのものが悪いわけではない。しかし,もし横組みに転換するのなら,横文字文化をよく勉強し,デザインも工夫し,まともな横組み新聞に移行すべきだ。

Globeや,本紙の縦横混載紙面は,おそらくデジタル朝日への移行準備であろう。紙媒体読者への一種の嫌がらせ。そうでなければ,こんな悪趣味なゲテモノ紙面を,金を取って臆面もなく宅配できるはずがない。

朝日には,「プロメテウスの罠」のような,優れた連載記事がある。このような卓越した,ジャーナリズムの鑑のような記事さえあれば,ことさら奇をてらわなくても,読者は決して朝日を離れないはずだ。朝日新聞には,ジャーナリズムの正道を歩んでほしい。

 朝日新聞グローブ,2012-3-4
 ■巨大空きスペース,カラー印刷,転倒文字。バブル景気再来のよう。

 朝日新聞,2012-3-1
 ■朝日本紙は縦横混載へ。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2012/03/06 @ 14:31

カテゴリー: 情報 IT, 文化

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