ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

西セティ・ダム,さらに紛糾

西セティ・ダム問題がますます紛糾し,わけが分からなくなってきた。西セティダム建設は,2月29日,エネルギー省が競争入札なしで中国三峡公司と事業覚書(MoU)を締結した。これに対し,非難噴出。
  ・このダムはネパールが自力で建設できる。
  ・財務省もネパール投資銀行(NIB)も事前に知らされていなかった。
  ・エネルギー省カルキ事務局長には協定締結権限がない。
  ・競争入札ではなく,中国企業を特別扱いした。
議会調査委員会は,5月28日まで期間延長し,調査するという(ekantipur, Mar25)。

この記事通りだとすると,ネパール政府は,ほとんど当事者能力を失っている。協定署名者の職務権限が怪しいようでは,もはや外国からは相手にされない。

中国や韓国のように果敢にリスクを取る覚悟があれば別だが,そうでなければ,日本などは手を引くのが賢明だろう。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2012/03/27 @ 14:46

カテゴリー: 経済, 中国

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