ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

暫定ミニ憲法制定の陰謀

プシュパラジ・シュレスタ「暫定ミニ憲法制定の陰謀」(People’s Review, Apr13)によると、三大政党(M,NC,UML)は、①制憲議会の延長はしない、②それまでに新憲法を制定する、③新憲法は暫定ミニ憲法とする、との合意に達したという。王様の「人民評論」記事だが、ありそうな話だ。

この筋書きは、印ネパール学の権威SD.ムニ教授によるものという。著者によると、ムニ教授は、インド製「12項目合意」による王制廃止と国軍弱体化を賞賛し、かくしてネパールのシッキム化、あるいはブータン化を画策している。

このムニ教授批判の妥当性はさておき、現状からすると、5月27日までに完全な新憲法案を作成し、議会で審議し、修正可決することは、かなり困難である。もしそうだとすると、とりあえず暫定ミニ憲法を制定して選挙を実施し、選挙後の新議会で本格的な新憲法を制定するという可能性は十分にあるといえよう。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2012/04/19 @ 08:02

カテゴリー: 議会, 憲法

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