ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

フェイスブックも金次第?

フェイスブック初心者で気づかなかったのだが,投稿欄の下に「宣伝する」ボタンがあり,これをクリックすると,次の表示が出る。

“大切な投稿を宣伝:投稿を宣伝して、重要なお知らせやリンク、写真がニュースフィードの上部に掲載されるようにすることができます。これらの投稿は「スポンサード」として表示されます。”

便利といえば便利だが,これは有料。1件518円也! このフェイスブック投稿宣伝は,ターゲットを絞って表示される。

“広告をFacebookに提出し、ターゲット層を指定します。たとえば、近くに住むランニングが好きな人、といった設定を選択できます”

ターゲットを絞るのだから,当然,フェイスブック側はメンバーの情報を流用する。

“ページへの「いいね!」や、使用時にFacebookが取得する位置情報など、あなたがFacebookで共有している情報を使って関心のありそうな広告を表示しています。たとえばバンドが、自分たちのFacebookページに「いいね!」といった人や、Spotifyなどの別のサイトで音楽を共有した人に次のコンサートの広告を送信することがあります。関連性がある場合は、性別などのタイムライン上の情報も使用して、あなたに最適な広告を選択します。”

まぁ,こういったことは他のネットサービスでもやっているから,ことさらフェイスブックについて云々することもあるまいが,ただ,1件518円也は露骨だ。

金持ちは,自分の意見や情報を1件518円也で優先表示させられる。貧乏人は,個人情報を徹底的に吸い取られ,利用され尽くす。文字通り「搾取」だ。

しかし,このやり方は愚策である。「フェイスブックは金次第」ということになれば,私のように,誰も本当の個人情報は書き込まなくなる。自分についてはニセ情報ばかり書き込み,他人のプライバシーを覗こうとする。しかも優先表示の意見や情報は1件518円也だ。

フェイスブックは実名・実アドレス主義らしいが,「フェイスブックも金次第」となれば,誰も実名,実アドレスなど登録したりはしない。いずれ,狸と狐の化かし合いサイトになってしまうだろう。(非公開設定とするにしても,実際に,どこまで「非公開」となり「個人情報非利用」となっているのか,皆目見当もつかない。)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2012/10/17 @ 12:06