ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

京都の米軍基地(3):反対と反対の反対と

京都・経ヶ岬への米軍Xバンドレーダー基地新設には,当然,反対はある。地元にとって,米軍基地は治外法権の得体の知れない危険物であり,こんなものをスンナリ受け入れられるはずがない。

ところが,道路沿いに,ちらほら立ち始めた「米軍基地反対」の立て看板が,あちこちで壊れている。強風か何かで壊れたのかもしれないが,不自然な壊れ方であり,何者かに壊された可能性の方が高い。もしそうなら,始まったばかりの反対運動に対し,早くも反対(反対の反対)の動きが出ていると考えざるをえない。

原発と同様,米軍基地の設置も,地元の人間関係の分断から着手される。分割統治は,権力行使の鉄則であり,常套手段だ。

丹後も,おそらく他の米軍基地や原発の地元と同様,賛否両論に二分され,骨肉相争う陰湿な紛争の地とされてしまうのだろう。何の因果か,まったくもって理不尽な話だ。

130604b ■基地反対立て看板(2013.5.31)

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 ■壊れた立て看板。道路の北,日本海側は米軍基地予定用地(2013.5.31)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2013/06/04 @ 13:15