ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

京都の米軍基地(5):開発利権

米軍Xバンドレーダー基地が計画されている丹後半島は,かつては日本三大秘境の一つとされていた。数十年前,中学生だった頃,悪友2人とバイクで丹後半島一周を試みたが,丸一日がかりの大冒険,海岸や谷底に転落したらどうしよう,人里離れた未舗装悪路で故障したら遭難するかも,などとヒヤヒヤ,ドキドキしながら,それでも何とか無事完走できた。古き良き時代の懐かしい思い出だ。(その頃は,中学生でも免許が取れた。)

130607f ■美しく平和な伊根湾(5/31)

それも今は昔。おそらく米軍基地新設と直接・間接に関わりがあるにちがいない大工事が,丹後半島のあちこちで進められ,もはや秘境の面影はない。

130607e ■道路建設:伊根付近(google)

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 ■蒲入海岸道路建設(5/31)  /  工事車両:蒲入付近(5/31)

もちろん,まだ自然は豊かだ。野生動物もたくさんいて,野猿などがピカピカの新設道路を走り回っている。走行には注意したいが,いずれひき殺され,激減するだろう。

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■野猿:経ヶ岬隧道付近(5/31) / 野猿:経ヶ岬道路(5/31)

米軍基地は,人心を荒廃させ,自然を破壊し,そして丹後をミサイル攻撃の標的としてしまう。精度が高ければ,米軍基地直撃で済むが(といっても袖志や尾和は甚大な被害が予想される),某国ミサイルに高精度は期待できないので,どこに落ちるか分からない。天橋立か高浜原発あたりに落ちるかもしれない。

あるいは,超高速ミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とすことなど実際にはできはしないので,結局,花火か何かをミサイル発射と誤認し,先制攻撃を仕掛けるのが落ちだ。ローテク原発ですら使いこなせないのに,ハイテク迎撃ミサイルなど,使えるはずがない。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2013/06/07 @ 14:31