ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

鳥インフル:無防備な近郊養鶏場

ネパールで鳥インフルが拡大している。バクタプルにつづきラリトプルでも感染が確認された。

カトマンズ近郊には,人口増にともない,養鶏場が急増している。かつては放し飼いで,ニワトリも健康であり,感染してもそう深刻なことにはならなかったのだろうが,いまは無防備な養鶏場にぎっしり詰め込まれ,飼育されている。いったん感染したら急拡大することは,素人目にも明らかだ。

鳥インフルは日本や韓国でも防止しきれない。ましてやネパールでは,鶏舎の予防対策も,拡大防止行政能力も,不十分である。急速な都市化に,交通,水道,電力などの基礎インフラ同様,養鶏・畜産業もついて行けないのだ。

鳥インフルがいつ終息するか? 長引けば,養鶏農家だけでなく都市住民にも大打撃となるであろう。

[参照]農業現代化と動植物の権利

130806 ■近郊の鶏舎(今回の鳥インフルとは無関係)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2013/08/06 @ 09:59

カテゴリー: 社会, 経済

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