ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

世俗国家のダサイン

ネパールが「世俗国家(धर्मनिरपेक्ष राज्य)」になって6年余,ヒンドゥー教の大祭ダサイン(दसैं)も以前ほど宗教的ではなくなってきたのではないか?

この時期,ネパールに滞在したことがないので,ダサインを直接体験したことはないが,少なくともネット・メディアはかつてのようなダサイン一色ではなくなった。ダサイン関係の特集記事や派手な広告はほとんど見られない。(アクセス元連動記事・広告のせいかもしれないが。) ネパールのネット・メディアの世俗化は,ほぼ完成したといってもよいのではないか。(皮肉なことに,クリスマス関係の記事や広告は激増しているが。)

紙印刷の新聞各紙を見ると,こちらにはダサイン広告がいくつも見られるが,それでも以前と比べるとはるかに控え目だ。やはり,ダサインは世俗的長期休暇の側面が以前より強くなり,享楽化してきたのではないか。もしそうなら,ネパール社会の転機はマオイスト革命だったと,後世の歴史家が評価することになるかもしれない。

▼ネパールの新聞(10月10-11日)。ダサイン関係の記事や広告は,全くないか,あっても地味。Red Starともなると,ダサインよりもミスネパール。世俗化,商業化,享楽化は否めない。 कान्तिपुर(10/11),Republica(10/10),नागरिक(10/11) ■गोरखपत्र(10/11),Red Star(10/10)
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▼11日のRepublica,12日のकान्तिपुरにはダサイン記事満載(10月12日追加)
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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2013/10/11 @ 16:28