ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

制憲議会選挙2013(6):英雄プラチャンダの不人気

今回の制憲議会選挙の目玉候補,「世俗共和国革命」の英雄プラチャンダ議長(マオイスト)の人気がいまいちだ。さんざん蓄財し,身内多数をごり押ししマオイスト候補として立てているからだそうだ。

プラチャンダが立候補しているのは,前述のように,カトマンズ第10選挙区。一昨日はパンガ,チョバール方面に来てキャンペーンをやったというので,昨日,現地を見に行ってきた。

たしかにマオイストやプラチャンダの巨大ポスターがあちこちに掲示してある。しかし,コングレスやUMLもほぼ拮抗している感じだ。

チョバールの丘で何人かに話を聞くと,プラチャンダの評判はあまりよくない。UMLのマナンダールの方が受けがよい。階級イデオロギーよりもカースト=民族ということだろう。

もしプラチャンダ落選ということになれば,マオイストの後退は免れない。分裂もあるかもしれない。カトマンズ第10選挙区は,目が離せない。

(以上のようなことを書くと,場合によっては,「選挙運動規則」違反で逮捕される可能性もある。選管は外国監視(選挙モニター)を自由・公平選挙にとって「必要不可欠(a must)」と公言している。外圧を利用した選挙規制。そして,規制が強化されればされるほど,規制当局の権力が強化されるのは必然。「選挙民主主義」イデオロギーによる西洋の介入強化と,それを利用した選挙管理委員会の「選管管理選挙」。ネパールの選挙は,複雑怪奇。選挙性善説に安住していると,足をすくわれるおそれがある。)

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■ビラなし壁(チョバール丘)

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■マオイスト(チョバール丘)

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■コングレス(チョバール丘)

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■コングレスとマオイスト/UML(チョバール丘下バジャンガル付近)

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■マオイスト(パンガ)

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■RPPネパール/NRPネワール国民党(パンガ)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2013/11/07 @ 13:18

カテゴリー: 選挙

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