ネパール評論

ネパール研究会

京都の米軍基地(27):闘う毎日放送

関西で平和のために闘っているメディアの代表が,毎日放送(MBSテレビ・ラジオ)だ。
MBSラジオ「どこに行く? 自衛隊」 2013年11月10日
MBSテレビ「見えない基地~京丹後・米軍レーダー計画を追う(仮)」2014年1月19日(日) 深夜1時00分~(予告)

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見えない基地~京丹後・米軍レーダー計画を追う(仮)
131219
2013年2月、日米首脳会談で近畿に初めての米軍基地が設置される方針が打ち出された。京都府最北端に配備されるのは弾道ミサイルを探知・追尾するXバンドレーダーで、青森の車力に次いで2基目となる。配備予定地周辺に広がる宇川地区は人口およそ1700人の集落で過疎化に歯止めがかからない。この地で育った永井さんは地域の行く末に不安を募らせているが、どんな基地が来るのか、米兵はどこに住むのか、一向に基地の実態が見えない。永井さんとともに京都に住む沖縄出身の人たちが反対の声を上げ始めた。133番目の在日米軍基地設置に翻弄される小さな集落を見つめる。(http://www.mbs.jp/eizou/)
—–(以上引用)——-

いま,関西のメディアは,総じて保守反動的だ。読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」,朝日テレビ「たけしのTVタックル」(東京制作)など。これらの番組にも,当初は,左派やリベラルの人々が少数ながら参加していた。が,しばらくすると,「公平」を演出しつつ,実際にはボコボコにたたき,イジメ,信用失墜させ,見世物にする魂胆と分かったのであろう,いまではほとんど出演しなくなった。たとえ出演しても,発言の機会はほとんど与えられず,放送の「公平」のアリバイつくりに利用されていることは明白だ。

その結果,関西の時局討論番組や社会ネタ・バラエティは,弱者イジメ暴露ものや,保守道徳主義・右派権力主義・タカ派大国主義の一方的宣伝の場に成り下がっている。「反東京・反権力」の矜持など,今や昔。関西は東京以上に東京らしい。

この逆風のなか,言論機関としての意地を見せているのが毎日放送。頑張れ,毎日放送!

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2013/12/19 @ 11:51