京都の米軍基地(38):駐留米軍を守る日本国警察
「Xバンドレーダー基地建設反対! 4・20現地集会」(宇川農業会館4月20日午後)を,IWJ-Kyoto1の実況中継で見た(下記は中継画像)。参加者は約400人。
集会での発言は,いずれも正論であり,もっともだが,「内側の人々」(地元住民)にとっては,そうした反対論はいわば「外側の人々」(よそ者)の外からの声であり,それが地元住民の心を内から揺さぶり,強い共感を呼び起こすのは,実際には,かなり難しいであろう。
[参照]丸山眞男「現代における人間と政治」1961年
これとは対照的に,警察の大量動員,厳戒体制は,一見すぐそれと分かるものであり,地元の人々にリアルな圧倒的な威圧感,恐怖感を与えることに成功したにちがいない。駐留米軍を守るためであれば,日本政府は暴力装置たる「警察」の動員を躊躇しない。お上にたてつくと,警察に睨まれる,お上には抵抗できない,と。「Xバンドレーダー体制」の片鱗が,早くも見え始めたといってよいであろう。
谷川昌幸(C)
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