ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

3 teenagers arrested for hurling eggs at Nepalese student

TOSU, Saga — Three teenagers have been arrested for allegedly hurling eggs at a Nepalese student studying at a Japanese-language school here earlier this month, police said.

The three youths….stand accused of assault. Officials of the Japanese-language school say 19 of its students from Nepal, Vietnam and Sri Lanka, have been targeted in similar attacks since December last year….(May 27,2014, Mainichi Japan)

これは,5月20日夜のネパール人留学生襲撃事件を伝える英字新聞だ。生々しい。

佐賀県鳥栖市では,昨年末頃から外国人留学生に生卵を投げつけたり,マヨネーズをかけたり,さらにはエアガンで撃ったりする事件が,続発していた。被害学生は,ネパール人,ベトナム人,スリランカ人ら19人で,なかには国籍を確認してから襲撃した事件もあったというから,悪質だ。

鳥栖署は5月26日,ネパール人留学生襲撃容疑で少年3人(18-19歳)を逮捕し,6月13日,佐賀地裁に送致した。

このアジア人留学生襲撃事件の背後には,嫌韓,嫌中などアジア人蔑視,アジア人差別の風潮の蔓延があると見てよいであろう。自分もアジア人のくせに,日本人は別格,「名誉白人」らしい。

この風潮を暗黙裏に応援しているのが「外国人実習(研修)制度」。外国人を安上がりの使い捨て労働者として酷使し,しかも国内に居着かれると困るので数年で国外に追い返す。

日本政府が公正な扱いをしようとしないので,当然,いわゆる「不法就労」が増える。そこで,たとえば,このような警告が出されることになる。

     外国人の不正就労防止にご協力ください [佐賀県警]
不法就労活動とは 在留資格を持って在留する外国人が資格外活動許可を得ることなく行う活動です。・・・・
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むろん佐賀県警は,規則に則り善意で作成し掲示しているのだろうが,情緒的排外主義の高まりの中で,このような広報が愛国青少年の愛国心を刺激することは避けられまい。

また,鳥栖市の方も,どこまで本気で外国人差別問題と取り組むつもりか疑わしい。ネパール人襲撃事件を受け作成され配布されたとされるチラシが,これ。(⇒原本pdf)

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【参照】毎日5月27日;朝日デジタル6月11日;朝日7月19日;読売6月14日;西日本新聞5月28日,6月17日;佐賀新聞7月15日

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/07/20 @ 18:55