ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

コングレス党の憲法骨格案

コングレス党(NC)が10月11日,憲法骨格案を作成し,「憲法に関する政治的対話と合意形成委員会(Constitutional Political Dialogue and Consensus Committee [CPDCC])」(バブラム・バタライ議長)に提出することになった。分かりにくいところもあるが,要旨は以下の通り(Nepalnews.com & Repuiblica, 11 Oct)。

1.連邦制
(1)6州又は7州。タライは2州に分割。下図参照。
(2)州の名称:州議会において2/3の多数により決定。
(3)州首都:州議会で決定。
(4)州公用語:ネパール語と,州民使用の他の2言語。
(5)州内自治体:州議会が1年以内に区画と名称を決定。区画は民族/カーストを考慮。必要な場合は,特別区を設定。
(6)州議会:議員定数25~50。大臣25人以内。

2.立法
(1)上院(連邦院):議員定数75以内。各州選出10,内閣の助言に基づき大統領任命5。
(2)下院(代議院):議員定数175。小選挙区選出。ただし,75人は包摂比例原則により候補者選出。(75人は比例制選出かもしれない。後日確認。)

3.行政
(1)大統領:儀礼的国家元首。連邦議会と州議会から選出される選挙人団が選出。
(2)首相:議会の多数により選出。不信任案は,首相就任1年経過後,現首相に代わりうる別の首相候補の名を明記した場合にのみ,提出可能。
(3)内閣:10人以内。

4.司法
(1)最高裁判所:長官と裁判官は「憲法会議」が指名。憲法解釈,司法記録保存。
 *憲法会議=最高裁長官(長),法務大臣,最高裁長老裁判官2,弁護士会指名1
(2)憲法裁判所:新憲法制定後10年間設置。連邦制に関する紛争の裁判。
 *憲法裁判所裁判官=最高裁長官,最高裁長老裁判官2,「憲法会議」又は「司法会議」推薦の専門家2。
(3)州裁判所

▼コングレス党の6州案と7州案(Repuiblica, 11 Oct)
141014

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/10/14 @ 11:14

カテゴリー: 憲法, 政党

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