ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

制憲議会選挙(41):マオイスト推薦4議員,内閣指名

コイララ内閣が10月16日,マオイスト(UCPN-M)が14日推薦した4名を制憲議会議員に指名した。が,制憲議会選挙は,まだ終わってはいない!

現行暫定憲法によれば,制憲議会の内閣指名議席数は26。このうち指名済みは,今回を含め,NC8(割り当て9),CPN-UML8,UCPN-M4,RPP-N1の計21議席のみ。まだ5議席が未指名のままだ。

たしかに定数601の巨大議会において,未指名5議席は大勢にたいした影響はないだろう。が,問題は数ではなく原理原則。

私自身は内閣指名といった不透明な選出方法には反対だが,それはそれとして,現行憲法には,議会は小選挙区制,比例制,内閣指名制の3方法により選出した議員をもって構成されると明記されている。それなのに議会は,自らの依ってたつ法的根拠を自らないがしろにしている。

この重大な原理原則違反が,なぜネパールでは真剣に問われないのか? 不思議だ。

 ■制憲議会(同HP)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/10/17 @ 12:11

カテゴリー: 選挙, 議会, 憲法

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