ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

中国紙の面白さ

中国南方航空に乗ったら,1月21日の「China Daily(中国日報)」と「Global Times(地球時報)」があったので,暇つぶしに見ていたら,これがなかなか興味深い。仏風刺画事件や日本人拘束事件のさ中だが,さすがエコノミック昇竜・中国,経済記事が圧倒的に多い。しかも,イケイケどんどん,威勢の良い話ばかりだ。

「中国日報」で目に付いたのが,Zhang Zhao「成都GDP3兆元」。成都がシルクロード経済圏ないしユーラシア経済圏の中核都市として目覚ましい経済発展を遂げているという景気の良い記事だ。

これはまんざらウソでも誇張でもなさそうだ。全世界のコンピュータの20%,ノートパソコン・チップの半分,iPadの三分の二が,ここでつくられている。さらに最先端のIT部品やソフトウェア,自動車などへの投資も続々行われている。「技術の日本」も顔色なし。

成都は2013年,2系統の鉄路で西欧と結ばれた。所要日数13日。中国からは工業製品,西欧からはワインなどが運ばれる。工業製品輸出,農産品輸入! 攻守逆転。この新シルクロード経済圏には,30億の人々が住む。

空路もすでに78都市と結ばれており,東南アジアへは4時間,中東やヨーロッパへは10時間以内。成都はすでにビザなし滞在可能だ。成都は観光都市としても発展している。

このように,これは成都万歳記事だが,成長発展の雰囲気はよく表しているように見える。極東の老化島国・日本とは対照的だ。大局的にみるならば,経済活動の中心は,地の利のある「シルクロード経済圏」に移っていくのではないだろうか?
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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/01/22 @ 23:25

カテゴリー: 経済, 中国

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