ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

「公式」より難儀な「非公式」封鎖

タライ封鎖は「非公式」なものだそうだが、もしそうなら、それはインド政府の「公式」政策より何倍もたちが悪く、始末におえない。

もし「公式」なら、インド政府の「公式」決定により直ちに対ネ封鎖を解ける。が、もし「非公式」なら、意思決定主体が不明確で、誰が、どこで封鎖を煽っているのか、よく分からない。誰かが、どこかで封鎖を煽っているのだとすると、コントロール不能で暴動化したり、あるいはダラダラいつまでも続いたりしかねない。

さらに困ったことに、物質不足になると、儲ける輩が必ず出てくる。ガソリン1リットル350ルピー(400円)。それでも、手に入らない。はや、ヤミ商売大繁盛。コネはカネになる。

マデシの反憲法-反政府闘争は依然激しく、11月22日にはサプタリの衝突で警察が発砲、3人死亡した。ナショナリスト強硬派オリ政府は、軍動員の準備を始めた。暴動の拡大、長期化が懸念される。

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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/11/23 @ 13:17

カテゴリー: インド, 経済, 民族

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