ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

元ゲリラ訴えるならプラチャンダを投獄せよ

UCPN-Mを中心とするマオイスト系5党が5月13日,カトマンズの「ラストリヤ・サバグリハ」で集会を開き,プラチャンダ議長らが,内外の人権団体・人権活動家による「9項目合意」批判を,激しく非難した(Republica, 13 May)。

プラチャンダUCPN議長
「マオイスト戦闘員を,包括和平協定の精神を無視して訴えるつもりなら,その前に私とSB・デウバを投獄せよ。そのころ,私はマオイスト戦闘員の司令官だったし,デウバは首相だったのだから。」

モハン・バイダCPN-R議長
「蜂起にかかわる訴訟は取り下げられるべきだ。それには,主要諸党のコンセンサスに基づく政治的合意が必要だ。」

ムクティ・プラダン(Naya Shakti:党首=バブラム・バタライ)
人権活動家は,蜂起期の争いをことさら政治化している。

みな言っていることは同じだが,ダントツでかっこよいのは,やはりプラチャンダ演説。内容の良し悪しは別として,その場の空気を読み,すばやく期待にこたえられるのが,プラチャンダ。天性のアジ演説家だ。

この日(5月13日),最高裁は,「9項目合意」を違法とする訴えを,それは政治的文書であるとの理由で,棄却した。プラヤンダの勝利。この勢いに乗り,予算成立後,プラチャンダが首相復帰となるのだろうか? 

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 ■プラチャンダ議長(議長FB)/ラストリヤ・サバグリハ(カトマンズ市HP)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/05/14 @ 11:47