ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

新憲法による初の宗教裁判

ドラカ郡チャリコットで6月9日,憲法26(3)条により禁止されている布教活動(改宗勧誘・他宗教妨害)の容疑で逮捕され,勾留取り調べ後,保釈されたキリスト教徒8人の裁判は,7月23日開始のはずだが,ネパールのメディアは,いまのところ全く報道していない。まだ裁判は始まっていないのだろうか? (参照:キリスト教徒,逮捕

ネパール・メディアとは対照的に,キリスト教系メディアは新憲法下での初の宗教裁判について,繰り返し報道している。この裁判がネパールのキリスト教会の存亡にかかわると危惧しているからである。

この問題は,間もなく発足するプラチャンダ政権(コングレス=マオイスト連立)にとっても,ジャナジャーティの包摂参加と並ぶ,難しい課題となるであろう。

▼ネパールの教会関係HP
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[参照]
(1)Vishal Arora, “Nepal Christians await trial in first religious freedom case under new constitution,” World Watch, July 20, 2016
(2) Julia A. Seymour, “Eight Nepalese Christians Arrested for Illegal Proselytizing: The Country’s Controversial New Constitution Bans Converting Someone to Another Faith,” Christian Headlines, July 25, 2016
(3) Suzette Gutierrez Cachila, “Christians arrested for proselytising face trial in Nepal,” Christian Times, 26 JULY, 2016

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/08/01 @ 18:40

カテゴリー: 宗教, 憲法

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