ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

新任大使アグレマン取得停止要請

「カトマンズポスト」や「ヒマラヤンタイムズ」(8月2日)によれば,議会聴聞特別委員会(PHSC)が首相府や外務省に対し新任予定大使のアグレマン(派遣先国同意)取得を進めないよう,要請した。議会での聴聞がまだ完了していないというのが,その理由。

PHSCによれば,議会聴聞が完了していないのに政府が現任大使召還やアグレマン取得を先行させるのは,議会無視であり,憲法違反である。
 憲法282条(1)大統領は,包摂原理に基づき,ネパール大使および他の特使を任命する。
 憲法292条(1)憲法会議の推薦に基づき任命される最高裁長官,・・・・および大使は,任命の前に,議会の聴聞を受けるものとする。

PHSCは,憲法規定に依拠し,このようにオリ内閣を批判しているものの,新任大使任命手続きはすでに進められており,議会聴聞も今日(8月2日)から始める予定だ。よもや,発表済みの新任予定大使のうちの誰かが,明日選出予定のプラチャンダ新首相(NC=MC連立)により拒否される,といったことはあるまい。

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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/08/02 @ 12:02

カテゴリー: ネパール, 外交

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