ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

錦秋の御嶽山麓

10月24~26日,木曽御嶽山の山麓を,木曽村~開田高原~日和田高原~濁河温泉と,2/3ほど回ってきた。高原や周辺の山々は一面紅葉に彩られ,それを前景に,雄大な御嶽や乗鞍の高峰を望むことが出来た。美しい風景だが,交通の便は良くはなく,廃屋や耕作放棄地が目に付いた。

近代化以前,明治・大正のころともなると,この地方の生活はいまよりはるかに厳しかったのだろう。山本茂実『あゝ野麦峠』(1968年)で知られる野麦峠にも行ってきたが,改良舗装されているとはいえ長く険しい山道であり,車であっても越えるのに難儀した。その難路――改良以前の山道――を,少女たちが女工として働くため徒歩で越えていった。艱難辛苦のほどが忍ばれる。

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 ■御嶽山(木曽温泉より)

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 ■野麦集落

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 ■野麦集落の古民家

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 ■野麦峠「ああ飛騨が見える」碑

[参照]
映画「あゝ野麦峠」予告編
ラジオ名作劇場「あゝ野麦峠」 (再)
山本茂実『あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史』角川文庫

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/10/28 @ 19:25

カテゴリー: 自然, 文化, 旅行

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