ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

カルキCIAA委員長,瀬戸際(1)

ロックマン・シン・カルキ職権乱用調査委員会(CIAA)委員長が,失職の瀬戸際に立たされている。つい先日まで,有力者や著名人を次々と告発,向かうところ敵なし,その剛腕が恐れられていたのに,今や様変わり,最高裁では委員長任命違憲訴訟再審が決定し,議会では委員長弾劾動議が受理され,委員長職務停止とされてしまった。いったいどうして,このようなことになったのだろうか?

1.カルキ委員長の略歴
1956年4月5日:ロックマン・シン・カルキ(लोकमान सिंह कार्की),カトマンズに生まれる。チェットリ。
1981年:経済学修士(トリブバン大学)
1984年:国王政府Under-Secretary就任
1989年:経済学・社会科学修士(英国ビクトリア大学)
1990年:王国政府Under-Secretary移行
1993年:王国政府Joint-Secretary就任
2001年:王国政府Secretary就任
2006年4月:王国政府Chief-Secretary就任(2009年4月まで在職)
2013年5月8日:共和国政府CIAA委員長就任(任期6年)

カルキ氏の経歴は,経済学を中心とする学歴の点でも,政府高官としての各分野における豊富な職歴の点でも,申し分ないものだ。2006年からのChief-Secretaryは行政職トップ。では,彼のCIAA委員長任命や,委員長就任後の彼の行為の何が問題とされているのだろうか?

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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/11/07 @ 18:56

カテゴリー: 行政

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