ネパール評論

ネパール研究会

AI化社会の近未来(1)

このところ心身ともに絶不調,ブログも休眠状態だ。介護疲れかと思っていたが,どうもそれだけではなさそうなので,仕方なく先日,十数年ぶりに健康診断を受けてきた。3週間後,もう一度受け,結果を聞くことになっている。といっても,荒療治はイヤなので,結果を知ってもどうしようもないのだが,そこは意志薄弱,健康診断くらいはと,つい受診してしまった次第。

何もする気がしないので,涼みに近くの小さな図書館に行き,ボケーとしていたら,ふと『AIと憲法』(*)という本が目についた。借りて帰り読み進めると,加速度的に進むAI化が私たちのの生活にもたらす様々な変化とそれに伴う諸問題が,主に憲法学の観点から具体例を挙げつつ分かりやすく分析されており,大変興味深く,改めてこの問題について考えることの重要性を再確認させられた。

以下は,本書『AIと憲法』に触発され,日頃AI化について私自身が感じていることを,思いつくままに列挙したもの。目下,絶不調のため単なる思い込みや論証不足の部分などがあるかもしれないが,ご容赦願いたい。

山本龍彦編著『AIと憲法』日本経済新聞出版社,2018
AIと憲法問題/AIと個人の尊重、プライバシー/AIと自己決定原理/AIと経済秩序/AIと人格/AIと教育制度/AIと民主主義/AIと選挙制度/AIと裁判/AIと刑事法/
「参照」
・日本経済新聞「AIと憲法 山本龍彦編著 未来の人格・人権概念を問う
・朝日新聞「(社説)AI時代の憲法 いま論ずべきは何なのか

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2019/08/18 @ 11:14

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