秋の木曽駒と駒ヶ根
先週,木曽駒ケ岳に行ってきた。ロープウェイで千畳敷(2612m)まで登れるので,頑張れば,2956mの山頂まで日帰りで往復できないことはないが,あいにくの濃霧,千畳敷周辺を散策するにとどめた。
驚いたのは,人の多さ。平日,悪天にもかかわらず,早朝から観光客が押し寄せ,ロープウェイはゴンドラ(定員61人)をピストン運転するも運びきれず,待たねば乗れない。千畳敷でも休憩所は満員電車状態,カール遊歩道はしばしば渋滞。びっくり仰天!
それでも濃霧の高山には特有の趣があり,秋の花々や紅葉を存分に楽しめた。
登山前後は,駒ケ根高原で2泊した。山麓の美しい高原だが,驚いたことに,一部を除き,恐ろしく寂れていた。あれほど観光客が多いのに,大部分は観光バスや自家用車で来て,ゴンドラで山麓・千畳敷を往復し,そのまま,駒ケ根高原は素通りし帰ってしまうらしい。散策に十分値する高原なのに,もったいない。
駒ヶ根で,もう一つ驚いたのは,大きなネパール料理店が2店もあったこと。帰りのバス待ち時間に,ぶらぶら歩いていて,たまたま目にしただけなので,他にもあるかもしれないが,たとえこれら2店だけだとしても,それほど大きな町ではないので,十分注目には値する。ネパールの人々のたくましさには驚かされる。次に来た時には,いずれかのお店に入ってみたいと思っている。
谷川昌幸(C)
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