ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

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紹介:「ヒマラヤに呼ばれて」

児童文学作家による「ネパール人との深い交流」の体験を描いた長編ノンフィクション。
 ▼さとう・まきこ「ヒマラヤに呼ばれてーこの世に偶然はないー」ヒカルランド,2018

著者は1991年,43歳のとき,「な~んとなく」ネパールへトレッキングに出かけ,その自然と文化と,そしてとりわけ人に魅了されてしまう。

「ネパールの貧しい少年を母として見守ることになった筆者。マン[上記少年」をはじめとするネパール人との深い交流の中,筆者の生活や価値観は大きく変わっていく」(表紙キャプション)

このようなネパールとの関わり方は,ネパールに出かけたことのある日本人の多くにとって,著者ほど深くはないにせよ,多かれ少なかれ自ら身をもって体験したことであり,したがって本書を読むと,そのことが懐かしく,また時には自責の念に駆られつつ,思い起こされるにちがいない。

私の場合,初めてネパールに行ったのは著者のほんの数年前,ルートも,著者のその後の訪ネの際のものと合わせると重なる部分が多い。

ロイヤルネパール航空(RNA)ーーカトマンズーーポカラーーフェディーーダンプスーーランドルンーーガンドルン

本書を読んでいると,私自身の初の訪ネの際の途方もない当惑と驚きと感動の日々を追体験しているようであった。

(C)谷川昌幸

Written by Tanigawa

2021/06/26 at 17:29

イタリアの旅(13):絶景のベルトーネ小屋コース

フェレ谷3日目は,バスで「Loc Pont」まで行き,そこからベルトーネ小屋を経て,直下のクールマイユールに一気に下るコース。標準歩行時間は3時間半だが,絶好の晴天,この日もまた,牛のように,ぶらぶら道草を食いながら,夕方,クールマイユールの町に戻ってきた。

このルートは,町に近くて便利なうえに,絶景ポイントがいくつもあるので,家族連れや集団登山の生徒たちで,にぎわっていた。途切れなく,様々なアルプスの花々が咲いているのは言うまでもない。


 ▲Loc Pontバス停付近:飲料水はこのような水場で補給/トレッキング家族


 ▲ルーシェイ:フェレ谷奥に向けトレッキング/標識


 ▲ルーシェイ:山小屋へ荷揚げ/ベルトーネ小屋付近:モンブランの氷河


 ▲ベルトーネ小屋付近:グランドジョラス山群/展望特等席


 ▲ベルトーネ小屋付近:集団登山の生徒たち/奇妙な形の花


 ▲クールマイユール側登山口付近

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/02 at 11:32

イタリアの旅(10):子連れでベニ谷トレッキング

モンブラン(モンテビアンコ)~グランドジョラスのイタリア側には深い渓谷があり,奥までバス路線が伸びている。高地だから天候急変,体調悪化,ケガなどへの対応は考えておくべきだが,それらさえ忘れなければ,ここは誰にでも気軽に本格的なアルプストレッキングを楽しむことができる絶好の渓谷だ。

モンブランに向かって左側が,ベニ谷。クールマイユールからバス30分位で終点のラ・ビサイユ。ここから渓谷沿いを登る。道端にはアルプスの花々が咲き乱れ,谷奥にはモンブランの並びの高山や氷河が見え隠れする。

ぶらぶら1~2時間も登ると,コンバル小屋。ここで小休止し,さらに少し登ると,岩ゴロゴロの急峻なガレ場となる。慎重に身体を確保しつつ20分余登ると,眼前に氷河(Miage氷河?)の端が一気に迫ってくる。さすがアルプス,すごい迫力だ。

ここで驚いたのは,ガレ場の上にまで小さな子供連れの家族がかなり来ていたこと。様々な危険は十分承知の上で,自己責任の下,子供たちを連れてきているのだろう。大人の文化だ。


 ▲ベニ谷最奥バス停前の茶店/ベニ谷の花々


 ▲渓谷・高山・登山者/アルプスの花と山


 ▲コンバル湿原/コンバル小屋/小屋内より


 ▲コンバル小屋上のガレ場に迫る氷河

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/07/30 at 16:06

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