ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

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安くて美味しくて楽しい、カトマンズ中華料理

カトマンズへの中国の加速度的進出に敬意を表し、ジャタ中華街へ一人で夕食に行った。

繁盛: どの店も、外から見たところ、客がよく入り繁盛している。そのような店の一つに入った。

美しい: 店内は広くて美しい。ランタンや大きな壷など、いかにもそれらしい派手な品々で満艦飾。

青年客多数: 最も驚いたのは、客のほとんどが若い青年男女だったこと。他の店の客も街の観光客も、中国人は若者が多い。老人ばかりの日本人とは好対照。

陽気で楽しい: 中国人客は若者中心だから、陽気で、見ているだけで楽しくなる。特筆すべきは、中国人店員。男性店員もそうだが、特に女性店員は笑顔でテキパキ働き、親切で、みな美しい。

安くて美味しい: 料理は、安くて美味しい。やや難なのは、一品が多すぎて食べ切れないこと。一人で行くと、困る。多人数で卓を囲み、ワイワイ、ガヤガヤ楽しく食べるのが中華料理かもしれないが、日本の淋しい老人客用にセットメニューを用意してほしい。

前途洋々: 中華街では、食堂も衣料-雑貨店もホテルも、みな元気。道路が改修され、鉄道が延伸されれば、カトマンズへの中国進出はさらに進むだろう。それでサービスが良くなれば、大歓迎。

151122a 151122b■美しい店内。机上チラシ注目!

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/11/22 at 12:26

カテゴリー: 経済, 文化, 中国

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中華街,ますます拡大

カトマンズの中華街の拡大に拍車がかかっている。中国式道路建設と似て,乱暴とも思えるほどド派手だから,とにかく目立つ。

これほどの急進出だと反発を招きそうなものだが,道路工事や高層ビル建設についてと同様,さしたる反対の声は聞かれない。カネ以上に口を出す欧米とは異なり,自由チベット運動を除けば,中国は実利優先だからだろう。

観光客も激増。街を歩いていると,まず中国語で声をかけられる。中国人から同胞と見られ道を聞かれることも少なくない。

ルンビニでは,同じ宿に中国人女子大生3人が泊まっていた。食堂で話しかけられたので,カタコト英語で小一時間おしゃべりした。北京から列車でラサまで行き,バスに乗り換え,カトマンズをへてルンビニまで来たという。そんな時代になったのだ!

中国の進出については下記参照:
中国人観光客と国際線の乗り入れ(2015年2月11日)(ネパール政経ニューズ)
中国人がやってくる:ネパリ・タイムズ記事
初夢は鉄路カトマンズ延伸?
援助と建前逆手どり,対ネ中国外交の冴え

▼タメルの中華街
150214b

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▼中国製駄菓子
150214e ■パシュパティナガル(イラム/ダージリン国境の町)の茶店の駄菓子も,よく見ると中国製が多い。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/02/19 at 11:09

カテゴリー: 経済, 旅行, 中国

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中国人がやってくる:ネパリ・タイムズ記事

中国の存在感がネパール各所で急拡大しているが,観光もまた例外ではない。そのことを写真と表を使い興味深く紹介しているのが,Claire Li Yingxue「中国人がやってくる」(『ネパリタイムズ』第739号)

記事によれば,タメル(カトマンズ)やポカラでは,漢字看板が急増。話し声は,英語よりも,いやネパール語よりも,中国語の方が多いほどだ。店員も観光ガイドも,まだ不十分とはいえ,どこでも中国語が通じるようになり始めた。

ジャタ~タメル付近は,中華料理店や中国系ホテルが続々と開業し,一帯は中華街へと変貌しつつある。たとえば,ある中国人ホテル経営者は,こう言っている。「ネパール政府が外国人に営業許可を出してくれるので,これらの仕事を始めるのは容易だ。」

が,中国人観光客のお好みは,カトマンズよりもむしろ,中国旅行書が「死ぬまでに見るべき世界の10名所」の一つにあげているポカラ。湖畔には中華料理店が続々開店し,パラグライダーなども中国語看板を出しサービスにこれつとめているという。

中国人向けの他のサービスも激増している。何といっても,まずは中国語。以前は中国語教師は少なかったのに,いまやいたるとこで中国語を学べる。観光案内HPや予約・決済サイトも中国語版が増えてた。「数年前まではアメリカ人客相手だったが,いまでは中国人がお客さんだ」(カシミヤ店主人)。
 ・訪ネ中国人(観光文化省):32,272(2009年)→113,173(2013年)
 ・「中国~カトマンズ」フライト:近く週70便以上となる予定

150105 ■訪ネ中国人数(ネパリ・タイムズ#739)

以上が,「ネパリ・タイムズ」記事の要旨だが,こうした中国進出は,教育分野ですら認められる。初等・中等学校の外国語授業や文化活動に中国が急進出,いまや日本は見る影もない。

中国のネパール進出は,各分野に広く及んでおり,もはや止めようもない。「新シルクロード経済圏」は拡大し,ネパールの姿も大きく変わっていくだろう。

[参照]
Claire Li Yingxue,”The Chinese are coming,” Nepali Times,#739,2-8 January 2015
谷川昌幸「中国・SAARC・ネパール
谷川昌幸「制憲議会選挙2013(10):中華街形成と中国プレゼンス
 ■タメル近くの中華街(谷川2013-11-14)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/01/05 at 16:21