ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

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奥飛騨の秋(1):西穂高

秋たけなわ,奥飛騨に,駆け足で行ってきた。渓谷の谷沿い,平湯~栃尾~新穂高温泉付近は紅葉にはまだ少し早かったが,西穂高岳(2909m),焼岳(2455m)など高山の中腹から上の方は木々が黄や赤に色づき始めていた。

新穂高には,平日にもかかわらず,ロープウェイを増発しなければならないほど多くの観光客が来ていた。しかも,その三分の一くらいは外国人。

面白いのは,ここでのアジア系と西洋系の人々の行動パターンのちがい。ロープウェイ終点「西穂高口駅(2156m)」に着くと,アジア系の人々の多くはまず屋上展望台に上り自撮り棒などで写真を撮り,次に階下の土産物屋に向かう。これに対し西洋系の人々の相当数は,屋上展望台はそこそこにして,曇天で寒かったにもかかわらず駅舎から出て,周辺の散策に向かう。中には,子供連れで西穂登山道を登り始めた家族さえいた。軽装だったから途中までであろうが。

短期間であっても旅に出ると,日常を離れ,心身ともにリフレッシュできる。


■西穂高口駅展望台ポスト/ロープウェイから望む焼岳


■しらかば平駅(1308m)から錫杖岳(2168m)方面を望む/しらかば平の野菊(?)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2018/10/17 at 16:01

カテゴリー: 自然, 文化, 旅行

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上高地の様変わり

好天に誘われ,上高地に行ってきた。槍穂方面には折に触れ出かけていたが,上高地に入ったのは数十年ぶり。激変にびっくり仰天した。

上高地への路線バスが早朝から夕方まで毎時4~6本。さらに臨時便もある。これに東京,大阪,名古屋などからの直行バスと,多数の団体観光バスが加わる。河童橋や大正池付近は繁華街並みだ。

しかも,その観光客の相当数,ざっと見たところ三分の一ほどが外国人客だ。上高地は,いまや日本有数の国際観光地となっているといってよいだろう。


 ■大正池バス停


 ■上高地バス乗り場

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/06/01 at 19:40

カテゴリー: 自然, 旅行

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英国人画家,デモ参加容疑で逮捕(1)

カナダ人の次は英国人! またもや,政治活動を理由に,外国人がネパール警察に逮捕された。偶然ではない。狙い撃ちであり,外国人への警告である。

逮捕されたのは,英国人画家マーチン・トラバース氏(41歳)。3月3日観光ビザ(3か月)で入国し,5月15日シンハダルバールにおいて,政治活動容疑で逮捕された。

この日(5月15日),政府庁舎前シンハダルバールでは,マデシ・ジャナジャーティ連盟(29党参加)が,彼らの権利が十分に認められていないとして,2015年憲法に反対する抗議活動を繰り広げていた。トラバース氏は,その場にいて,逮捕されたのである。

警察によれば,トラバース氏は,マガラ自治区スローガンをもち反憲法ピケに参加していた。観光ビザでは政治活動は認められていない。トラバース氏の行為は入管法違反であり,したがって警察は彼を逮捕したというのである。

これに対し,トラバース氏は,こう弁明している。自分は,シンハダルバールで写真を撮っていた。そこに,誰かが後ろからやってきて,抗議プラカードを前に出した,あるいは首にかけた(状況不明瞭)。ただそれだけ。自分はデモには参加していない,と。

警察とトラバース氏,いいずれの言い分が正しいのか,いまはわからない。が,15日のシンハダルバールには,かなり多くの外国人がいて,何人かは抗議行動に参加しているように見えたという情報が多数寄せられ,そのような写真もネットに出回っているらしい。

むろん,こうした政治活動の場に外国人が居合わせるのは,従来から決して珍しいことではなかった。単なる通りすがりや物珍しさからの見物もあれば,人権要求や民主化運動への共感から,多かれ少なかれ関与する形で,その場に居ることもあった。しかし,そうした人々が,警察に狙い撃ちで逮捕されることは,これまではまずなかったのではないかと思う。

ところが,今回は,ツイッター発言を理由にカナダ人が逮捕されたのにつづき,反憲法活動参加を理由に英国人が逮捕された。これは,在ネ外国人に対する,ネパール政府の姿勢の変化と見るべきだろう。内務省ヤダブ・コイララ報道官も,こう明言している――「外国人の,そうした違法行為は厳しく取り締まっていく。」(*2)

  160517a■トラバース氏FB(5月9日)

*1 India Today, “UK national arrested in Nepal over anti-Constitution protest,” May 16, 2016
*2 KAMAL PARIYAR, “BRITON ARRESTED WHILE PARTICIPATING IN SINGHA DURBAR PICKETING,” Republica, 17 May 2016
*3 “Briton held for ‘participating’ in Sanghiya Gathabandhan’s protest.” Kathmandu Post, May 16, 2016
*4 “‘Briton’ arrested for taking part in Singha Darbar picketing,” The Himalayan Times, May 16, 2016

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/05/17 at 22:54

カテゴリー: 憲法, 政治, 民主主義, 人権

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