ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

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京都の米軍基地(101):手抜きに見える防備

元日に行ってみて驚いたことは,第三に,米軍基地が,想像していたよりも,はるかに無防備に見えたこと。正面には,それらしき門扉はないし,基地を取り囲む金網はイノシシ防止柵に毛の生えた程度のもの。基地内もろ出し,丸見え。

だから,前の道路をよそ見しながら歩くと基地敷地内に入り込みかねないし,基地バックに記念撮影するため寄りかかるとフェンスがバタッと基地内に倒れこみそうだ。さすが自由の国アメリカの軍事基地!

これは,おそらく地元が,一部を除き米軍大歓迎,極めて友好的であり,さして警戒を要しないからだろう。

こんな基地なら,軍人・軍属から本場のアメリカ語やアメリカ文化をただで習ったり,子供たちにアメリカの遊びを,おやつ付きで教えてもらったりしたくなるのももっともだ。武器や軍服もカッコよい。

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■米軍基地。右上は経ケ岬(頂上に展望台あり)

170103a■基地正面入口。手前が国道178号。歩道と基地敷地との明確な区別なし(奥にちゃちなコンクリ・ブロックはあるが)。

170103b■基地を囲む金網柵

170103d■軍服で住民サービス。おやつ付(経ケ岬米軍FB)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/01/03 at 10:28

京都の米軍基地(100):空自の便乗拡大

元旦に行ってみて驚いたのは,第二に,空自経ケ岬分屯基地の拡大。ざっと見たところ,設備も含め,2,3倍,あるいはそれ以上に拡大されつつある。米軍基地新設への便乗拡大と見ざるを得ない。少なくとも文民市民には。

京都には,舞鶴の海自,福知山の陸自,そしてここ経ケ岬に空自と米軍基地。京の都の西北は日米軍事基地の地と化しつつあるとみてよいであろう。

日本軍と米軍の軍人・軍属も増え,軍事基地関連産業も栄えるであろう。手っ取り早いむらおこし,町おこしだ。

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■拡大増設中の空自基地。後方の森左端(海側)が穴文殊(九品寺)

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■空自の新設建屋と後方山上レーダードーム

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/01/02 at 11:40

京都の米軍基地(99):平和の孤島のような穴文殊

2017年元旦,丹後町袖志の穴文殊(九品寺)に初詣に行った。東から西へ天橋立⇒伊根⇒蒲入⇒経ケ岬⇒穴文殊・米軍基地・空自基地⇒間人⇒琴引浜⇒島津米軍住宅⇒峰山。

いくつか新しい発見があったが,最も衝撃的であったのは,穴文殊。周囲をぐるりと,米軍と空自の軍事基地に取り囲まれている。国道178号からの細い参道だけが,外界との唯一の通路。軍事基地の真っ只中の平和の孤島のような穴文殊! 

米軍基地建設中に何回か見に行き,状況はわかっているつもりであった。が,実際に基地ができ,Xバンドレーダー用発電機の騒音の中で,至近距離の銃を持つ米兵に脅えながら参拝してみると,その無慈悲に涙せざるを得ない。かわいそうな文殊さん!

130516c■穴文殊を取り囲む米軍と空自の基地(建設計画図)

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■参道入口。右(東)側が米軍基地,左(西)側が空自基地。入るとすぐ参道左右に不気味な監視装置らしきものがある。

170101c■九品寺(穴文殊)本堂

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■本堂裏(北側)の海岸までのわずかな空地も米軍基地とされ,警告板が掲示されている(○印)。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/01/01 at 23:51

京都の米軍基地(98): 米軍御用達「大宮インター」完成

米軍Xバンドレーダー経ケ岬基地へのアクセス玄関「京丹後大宮インター」(大宮町森本)が2016年11月30日,めでたく完成した。これにより,京都(大山崎ジャンクション)までわずか1時間半,便利になった。

高速道路は,重要補給路。非常時にはむろんのこと,平時でも米軍や同盟軍たる自衛隊の様々な軍用車輌の利用が大いに期待できる。そんなイカツイ車輌が前や後ろを走ると,はじめはギョッとし緊張するが,なに,すぐ慣れてしまう。気にすることはない。

また,米軍の軍人・軍属の皆さんの車利用も大歓迎。高速道路のこの付近の制限時速は70km(!)だし,取り付け道路にはまだ曲がりくねった狭い旧道もあちこちにあるが,これもどうということはない。住民自身がよく注意しておれば,それで済むことだから。

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■完成したインター出口/数キロ先の新設「久住バイパス」

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/11/07 at 10:36

京都の米軍基地(97):軍服と英語で子供洗脳

京丹後進駐米軍が住民馴致作戦をますます強化している。第一の攻撃目標は,繰り返し指摘してきたように,子供たち。

米側は,子供たちに対し,たいてい軍服ないし戦闘服で接している。これは「公務」だし(たぶん),また軍服=軍隊に馴れさせるのが目的だからだ。

米(英)会話のときも,教師役の米軍人は軍服か戦闘服。一流世界言語たる米語のごく初歩を,世界最強米軍が,二流地域言語しか話せない現地住民の子供たちに教えてやる。米語支配は,最終的には,米軍の軍事力により担保されているのだ。

▼経ケ岬米軍基地解放イベント(同基地FB7月10日,モザイク=引用者)
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▼英会話支援(同上FB7月18&30日,モザイク=引用者)
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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/08/04 at 16:49

京都の米軍基地(96):高速道ほぼ完成

経ケ岬米軍基地への高速出入口となる鳥取豊岡宮津自動車道「森本インター」の本体部分が,ほぼ完成している。丹後でも奥の奥だったこの付近が,激変することはまず間違いないであろう。(6月26日撮影)

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[参照]
京都の米軍基地(47):関連事業・交付金の抗いがたい魅力
京都の米軍基地(24):米軍特需
京都の米軍基地(6):廃校と高速道路と基地

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/06/27 at 19:24

京都の米軍基地(94):米語文化攻勢

京丹後駐留米軍が本格的な文化攻勢を始めた。軍楽隊ないし軍人・軍属バンドの音楽やキリスト教の祭礼に加え,いよいよ文化侵略の最強手段たる米語(イギリス語アメリカ方言)教育の登場だ。

京丹後の子供たちは,おやつを与えられ,米軍人・軍属から米語を習い始めた。「習う」とは,お手本をならい(倣い),お手本通りできるようになることだから,京丹後の子供たちは米軍人・軍属をお手本とし,彼らの言葉をまね,彼らのように考え,振舞うようになろうとし始めたわけだ。

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 ■お菓子付き米語学習(京丹後米軍FB4月12&14日,子供の顔と名前は引用者削除)

言葉は,それ自体がイデオロギーの塊といってもよい。米軍米語の場合,それは米国と米軍のイデオロギーだ。京丹後の子供たちは,それらを倣い,習うことになる。

といっても,最初からイデオロギー丸出し,ということはない。かっこよい戦闘機や勇ましい軍艦などが,もろ見えということはない。そんな下策は,戦略大国たる米国はつかわない。さりげなく軍楽隊が「星条旗よ永遠なれ」を演奏したり,テキストのところどころに,それとなく米軍関係のことが出てきたり,あるいは先生役の軍人・軍属が口頭でそうしたことに触れることになろう。

たとえば,子供たちが米語単語を習っているこの写真。「d」のところは,イヌの「dog」ではなく,「dolphin」つまりイルカだ。たまたまかもしれないし,テキストも日本製かもしれないが,いずれにせよイルカといえば,すぐ思い浮かぶのが,ケネディ駐日大使。熱心なイルカ人権主義者であり,「イルカが殺される追い込み漁の非人道性」を非難し,日本沿岸漁民に対しイルカ漁をやめよと高飛車に要求した。

もし私が米軍人・軍属なら,「dolphin」を教えるとき,自国の著名な超大物大使ケネディさんがいかにイルカを大切にしているかを紹介し,「日本の皆さんも,アメリカやヨーロッパの先進文明国の人たちと同じように,かわいくて知能の高いイルカをかわいがりましょうネ」と,やさしく諭してあげることになるだろう。(参照:イルカ漁非難,その反キリスト教的含意と政治的戦略性

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 ■米語でイルカ学習(京丹後米軍FB4月14日)/ケネディ大使ツイッター2014年1月18日

これは,ほんの一例。そもそも母語習得――人格形成――途上の子供たちに外国人が外国語を教えるのは,その外国の価値観を子供たちに刷り込み,文化的従属に馴れさせることに他ならない。しかもこの場合,教師=お手本は,米国軍人・軍属だ。こんなことが,真の日米友好に寄与するはずがない。

160421d■米陸軍軍楽隊演奏会(京丹後米軍FB4月12日)

[参照]
ケネディ大使,ジュゴン保護を!
京都の米軍基地(34):イルカ軍団,丹後半島近海来襲

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/04/22 at 08:35