ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

Posts Tagged ‘防衛秘密

韓国取材班,罰金支払い釈放

パシュパテ寺院地区を撮影し逮捕されていた韓国TV取材班の韓国人4人とネパール人1人が,3月21日,罰金1人9500ルピーを支払い,釈放された。

韓国TV取材班は,リモコン小型ヘリを使い,ポカラやビルガンジを空撮し,最後にパシュパテ寺院の空撮をしたらしい。容疑は,公安法(Public Offense Act)違反であり,2年以下の禁固または1万ルピー以下の罰金。

当初,彼らの容疑は,空軍施設の無断撮影であり,これが認定されれば,公安法違反に留まらず,重大な事態となる危険性があった。韓国大使館は,おそらくこれを危惧したからであろうが,迅速な手を打ったようだ。その結果,5人は,パシュパテ寺院聖域の無許可撮影の罪だけを認定され,罰金の支払いで釈放された。

今回は大事に至ることなく決着してよかったが,ネパールの軍施設は人民戦争により急増しており,また中印関係も緊張してきた。ネパールは,観光客にとっても,いまやかなり危険な国だといわざるをえない。
 *Himalayan, 21 Mar; Yonhap News, 20 Mar; 新華社,3月20日
140322

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/03/22 at 11:17

カテゴリー: 軍事

Tagged with , , , ,

軍施設撮影で韓国人逮捕

カトマンズの軍施設撮影容疑で,3月18日,韓国人4人が逮捕された。

逮捕されたのは韓国放送局のスタッフ4人とネパール人ガイド1人。パシュパティ寺院を無人ヘリで空撮していた。この寺院はトリブバン国際空港の西隣にあり,空港内空軍施設に近接している。そのため,空撮に軍施設が写ってしまったらしい。

最近,ネパールは善良な観光客にとって,ますます危険な国になってきた。カトマンズのど真ん中,アメリカンクラブ付近のことについては,何度か報告した。今度は,空港やパシュパティ寺院だ。

それにしても,この情報化時代,このような秘密主義はアナクロではないか。たとえば,グーグルでも,トリブバン空港内軍施設はよく見える。隠しようもない。それでも隠そうとするのが,軍の抜きがたい習性。軍事機密,防衛秘密,特定秘密などの恐ろしさは,そこにある。

これからネパールに行く人には,カメラにくれぐれもご用心いただきたい。最近のカメラは高性能だ。私の初心者用ズーム(55~250mm)付カメラでも,スワヤンブーあたりから市内の軍関係施設を撮ることは十分に可能だ。一つ上の400~800mmレンズをつけ,市内の高台かビル上層階に行けば,どの軍施設であれ,丸見えだろう。

ネパールに行って無邪気にバシャバシャ写真を撮っていると,いつしょっ引かれるか分からない。たまたま軍施設が写っていようものなら,面倒なことになる。桑原くわばら。

140321a140321b 
 ■パシュパティ寺院(P)とトリブバン空港(TIA)/空港内軍施設付近(Google)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/03/22 at 00:15

カテゴリー: 軍事

Tagged with , , ,