生成AI:21世紀の文化大革命
今朝,遅まきながら生成AI(チャットAI)を使ってみた。ビックリ仰天! 「21世紀の産業革命」と呼ばれるのも,もっともだ。というよりもむしろ,これまでの人間文化を根底から覆す「21世紀の文化大革命」となる可能性ー危険性ーが大だ。人工知能(AI)が,人間の知能より高性能となり,人間にとって代わって考え,働くようになる。人間文化からAI文化へ!
*生成(生成的)AI=Generative Artificial Intelligence。今朝使用はマイクロソフトBing。OpenAI社の製品名は「チャットGPT」
このような危惧に対し,たいてい「AIはいくら高効率でも創造性はないから,使い方さえ誤らなければ,それはあくまでも人間の道具であり,人間にとって危険なものではない」との反論がなされる。
が,これは単なる申し訳であり,気休めにすぎない。チャットAIを数分でも使ってみれば,それが自分よりもはるかに博識で,想像力≒創造力に富んでいることを認めざるをえなくなる。
AI革命は,「技術」革命・「産業」革命にとどまるものではなく,事実上,「文化」革命。これから先,思いもよらぬことが次々と起こり始めることは,まず間違いない。
日本にいて,すぐ思い当たるのは,何といっても教育。たいていの先生は,すでにチャットAIにかなわない。当然,生徒・学生は,先生よりもAIに質問し,学ぶようになる。先生も学校も不要。しかも,その上,AIからいくら学んでも,人は誰もAIより賢くはなれない。AI支配のデストピア!
ーーと,こんな風に見るのは,ちょっと悲観的すぎかな? なんせチャットAIは,今朝,初めて使ってみたにすぎないから。
これから先,チャットAIを質問攻めにし,答えてもらって,その知識や性格や振る舞い方を最大限理解し,その上で,それとの健全な交際の仕方を見つけ出していくことにしたい。
谷川昌幸(C)
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