京都の米軍基地(76):分断支配に向けて
分断支配(分断統治,分割支配,Divide and Rule, Devide and Conquer)は,西洋の古典的戦略であり,特にアングロサクソンはこの戦略に長けている。米軍の京丹後政策が,お得意のこの分断支配戦略の現地適用であることはいうまでもない。
関連情報は,ふんだんにある。といっても日本側はご主人様にお伺いを立てないと出せないので少ないが,支配者側の米軍はおうよう,気前がよい。のぞいてみると,面白い情報がいくらでも見つかる。
下掲はそのいくつか。米軍は,軍事的,政治的には言うまでもなく,文化的にも圧倒的な優位にあり,日本側は劣位。正誤,優劣の判断は,彼らが下す。この優劣関係の下では,現地住民は,米軍に近づけば近づくほど文化的,政治的,経済的な様々な利得にありつける。住民分断は,住民自身の自発的協力により進行していく。
米軍は,軍人・軍属やその家族に米語をしゃべらせ,飲み食いさせ,遊ばせるだけでも,住民分断支配を進めることができる。お見事!
[参照]内田樹・白井聡『日本戦後史論』(徳間書店2015年)。「米属国としての日本」の「対米従属」に関する刺激的で面白い対話。
▼京丹後米軍「フェスタ飛天(弥栄町8月1ー2日)」参加
■米軍が「カンティーナ」(日米友好協会経営)を支援し参加(京丹後米軍FB,8月3日)
▼京丹後米軍「ドラゴンカヌーレース(久美浜町7月26日)」参加(京丹後米軍FB,7月26日)
▼沖縄米軍による成績評価(嘉手納町7月16日)
■後援:米軍第18航空団,審査員:同航空団副司令官他(在日米軍FB,7月20日)
谷川昌幸(C)
コメントを投稿するにはログインしてください。