ネパール評論

ネパール研究会

ネパール下院選,各党獲得議席

ネパール連邦議会下院選挙は,11月26日と12月7日の2回に分けて実施された。投票率66%。開票も完了し,各党の獲得議席数がほぼ確定した(比例制割当議席が一部未確定)。

[政党]:[獲得議席(小選挙区+比例制)](12月18日現在)
統一共産党(CPN-UML):121(80+41)
コングレス党(NC):63(23+40)
マオイスト(CPN-MC):53(36+17)
RJP-N*:17(11+6)
SSF-N*:16(10+6)
:5(5+0)
 (注)下院議員定数275(小選挙区165+比例制110)
  *マデシ系政党

この選挙では,初めに小選挙区の当選者が確定し,そこで左派連盟(UML,マオイストなど)が大勝したため,「赤色圧勝」,「親中政権へ」など,刺激的なタイトルの記事が多数書かれた。しかも長文が多い。過熱報道といってもよいだろう。

その後,比例制の開票が進み,ここではNCがUMLとほぼ同率の得票率となったため,報道はやや沈静化したが,それでもなお依然として多い。それだけネパール政治がいま注目されている証左とみてよいだろう。

以下では,今回の選挙に関する記事のうち興味深いものをいくつか選び,順不同で紹介する。

 ■小選挙区大勝UMLのホームページ

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/12/19 @ 00:03

カテゴリー: マオイスト, 選挙, 政党

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