ネットメディアのネパール流リニューアル
ネパールの二大ネットメディア,ekantipurとnepalnews.comが,HPの改変をやっている。いずれも根本的なリニューアルであり,それがなぜ同時なのか不思議だ。
いかにもネパール的と感心させられるのが,どちらもHP改変のアナウンスをほとんどせず,一方的に改変を進めていること。
nepalnews.comは,アドレスまで変えたのに明確な告知はなかった。おかげで,Yahoo検索で新アドレスを探し,書き換えざるをえなかった。私企業なのにお役所的というか,いかにもネパール的だ。
新HPの特徴は,日本語宣伝が増えたこと。日本からの読者には日本の広告を表示するように改めたのだろう。こちらからすれば,宣伝も含めネパール情報が欲しいのに,困った過剰サービスだ。日本からの広告費をあてにしているのだろう。
ekantipurの方はまだHP改変中で,ときどき変な表示になる。こちらも告知なし。ネパール流を知らないと,ウィルスかとびっくりし,閲覧をやめてしまうだろう。不親切この上ない。
こちらも,nepalnews.comと同様,新HPを完全に仕上げてから切り替えるのではなく,楽屋裏をモロ見せつつ,改変を進めている。面白いといえば面白い。やはり日本語宣伝を増やすのだろう。
ところで,私のこのブログもMSからWordPressに移行して,2カ月ほど経過した。かなり慣れたが,それでもまだ使いこなせてはいない。
幸い,アクセス数は徐々に回復し,最近では,1日250回くらいになっている。限定された領域の固い内容なのに,予想以上に多くの方に読んでいただいている。
大手メディアのような高度なHPはつくれないが,ネパール情報の紹介と分析を可能な限り続けていきたいと思っている。
谷川昌幸(C)