ネパール評論

ネパール研究会

マオイストのテロリスト指定解除: 米国務省

「ワシントンタイムズ」(9月6日)によれば,米国務省は9月6日,ネパール・マオイスト(UCPN-M)をテロ組織リストから削除した。武装闘争を放棄したというのが理由。

米国務省: マオイストは「米国民や米外交の安全を脅かすテロ活動をもはや行ってはいない」。マオイストの「米国における財産および経済活動はもはや規制されない。また,米側は特に許可を得なくてもマオイストと事業をすることができる。」

まずはめでたい。マオイストが,米国内にどれだけ蓄財しているか知らないが,少なくとも米国の官民にとっては,これで堂々とマオイストと手を組み,ネパール国内で様々な事業を展開することが可能になったわけだ。

やはり,プラチャンダはすごい。印をにらみながら,米中を競わせるつもりなのだ。おおボラと見えたプラチャンダの開発計画が,正夢となり,黄金が降り注ぐことになるかもしれない。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2012/09/07 @ 11:38

カテゴリー: マオイスト, 外交

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