ネパール評論

ネパール研究会

チベット難民に警告,ゴータム内相

ゴータム副首相兼内相は3月22日(土),「全国人権基金(HURFON)」年次大会において,チベット難民に対し,反中国活動をしないよう強く警告した(Nepalnews, 22 Mar)。

この3月10日は「チベット蜂起」55周年記念日であった。ネパール警察は,約900人の制服・私服警官を動員し,ボダナートなど重点地区を中心に警戒してきた。焼身抗議に備え,毛布と消化器を準備しているという。

それでも,3月10日には,小規模ながら,「自由チベット」デモが行われた。拘束されたのは,中国大使館付近5人,スワヤンブー付近4人,ポカラ1人など,10数人。チベット難民の抗議活動は,例年よりも少なかった(Republica & Ekantipur, 10 Mar)。

140324 ■中ネ航空協定改定:カトマンズ2014年2月24日(中国大使館HP)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/03/24 @ 14:11

カテゴリー: 外交, 中国, 人権

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